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分子栄養学で乗り切る梅雨!だるさ・頭痛・メンタル不調に効く栄養ケア5選

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梅雨になると、なんか不調…その原因は?

 

「病気ってほどじゃないけど、最近ずっとだるい…」

「梅雨に入ってから、頭痛やイライラが増えた気がする」

「やる気が出ないし、眠りも浅い…」

そんな“なんとなく不調”を感じていませんか?

 

実はそれ、気圧や湿気のせいだけじゃなく、「栄養のミスマッチ」が関係しているかもしれません。

 

分子栄養学では、心と体の不調を“細胞レベルの栄養不足”からアプローチしていきます。

 

今回は、梅雨の時期に起きやすい不調を、栄養の視点から整える方法を5つご紹介♪

 

 

 

1. 鉄不足とだるさ・イライラの関係

梅雨時期は日照時間が減って、幸せホルモン「セロトニン」が作られにくくなります。

セロトニンの材料になるのが「鉄」。

実は特に女性に不足しがちな栄養素なんです。

鉄が足りないと…

 

  • 朝起きられない

  • イライラ・落ち込みやすい

  • 生理が重い・長い

 

レバーや赤身肉が苦手な方は、ヘム鉄のサプリや、鉄の吸収を助けるビタミンCと一緒に摂るのがおすすめです。

 

※鉄のサプリは飲むタイミングによっては逆効果の場合もあるので注意が必要。

 

 

2. 腸内環境と気分の関係

セロトニンの約90%は、実は“腸”で作られています。

雨の日は外出も減り、運動不足で腸の動きが鈍くなると、気分も沈みがちに…。

 

腸を整えるポイント

 

  • 発酵食品(味噌・キムチ・ヨーグルト等)

  • 水溶性食物繊維(オクラ・もずく・めかぶ・ごぼう等)

  • プロバイオティクス(腸内善玉菌のサプリ等)

 

「最近、お腹の調子が悪いな…」と感じる人は、気分の落ち込みも腸から来ているかもしれません。

 

 

3. ビタミンD不足は“心のエネルギー切れ”に

ビタミンDは「太陽のビタミン」とも呼ばれ、免疫やメンタルに深く関わります。

梅雨時は紫外線が不足したり、雨で外出の頻度が減り、体内のビタミンDが減少しがち。

不足すると…

 

  • 風邪をひきやすくなる

  • 気分が落ち込みやすくなる

  • 慢性的な疲労感

 

サプリでの補給もOKですが、鮭・卵黄・きのこ類などの食材を意識的に取り入れてみてください。

脂との相性がいいので、ココナッツオイルなどで軽くいためたりして食べるのがおすすめです。

 

 

4. マグネシウムで“気圧頭痛”対策

低気圧で頭痛が出る方、イライラが強くなる方は、マグネシウム不足の可能性があります。

マグネシウムは筋肉や血管の緊張をゆるめる働きがあり、PMSや肩こりにも効果的!

 

おすすめの食材

 

  • ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ)

  • 海藻類(わかめ、昆布)

  • にがりやエプソムソルトでの入浴

  • 炊飯時ににがりやマグネシウムを入れる

 

「気圧が下がると調子悪い…」という方は、日常的に取り入れてみてください。

 

 

 

5. タンパク質&カリウムで“むくみ・冷え”撃退

梅雨の湿気で体が冷えると、代謝も落ちてむくみやだるさが出やすくなります。

ここで重要なのが「タンパク質」と「カリウム」。

 

おすすめ食材

 

  • タンパク質:鶏むね肉、卵、豆腐、魚

  • カリウム:バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも

 

特に朝食にしっかりタンパク質を摂ることで、一日の代謝がアップし、だるさ予防にも◎。

 

朝から、しっかりした定食を食べる必要はありません。(もちろん食べられる方は是非食べて下さい!)

食べる習慣がない人は、ごはん+みそ汁や豚汁、ごはん+たまご+めかぶなど出来ることから始めて下さいね。

 

 

 

おわりに:不調の正体は「隠れ栄養不足」かも?

 

「なんか体調が悪い」「気持ちが沈む」

そんな時、つい気合いや根性で乗り切ろうとしていませんか?

 

性格、体質だとあきらめていませんか?

 

もしかしたら体が「足りないよ」ってサインを出しているだけかもしれません。

 

分子栄養学の視点から、自分の体に合った栄養を見直すことで、

“なんとなく不調”はグッと軽くなります。

 

まずはできそうなことから、ぜひ始めてみてくださいね。

 

相談したい場合は、お気軽にご受診ください。

 

 

 

宮本内科胃腸栄養クリニック 管理栄養士🍴

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