逆流性食道炎かも?症状チェックと食事のポイント
胸やけや喉の違和感を感じることはありませんか?それは「逆流性食道炎」のサインかもしれません。逆流性食道炎は、胃酸が食道へ逆流することで起こる病気で、放置すると食道炎が進行し、食道粘膜に傷がついたり、食道がんのリスクが高まることもあります。早めの対策が重要です。
逆流性食道炎の主な症状チェック
☑胸やけ(みぞおちのあたりが焼けるような感じ)
☑酸っぱい・苦いものがこみ上げる(呑酸)
☑食後や横になると症状が悪化する
☑喉の違和感や声のかすれが続く
☑慢性的な咳やげっぷが多い
このような症状が頻繁に起こる場合は、逆流性食道炎の可能性が考えられます。特に、長期間症状が続いている場合は、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を受けることをおすすめします。
胃カメラ検査の重要性
逆流性食道炎の診断には、症状の確認だけでなく、胃カメラ検査が有効です。
<胃カメラを行うと分かること>
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食道や胃の粘膜の炎症の程度
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食道裂孔ヘルニアの有無
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食道がんや胃がんの早期発見
特に、長引く症状や市販薬で改善しない場合は、単なる逆流性食道炎ではなく、別の病気が隠れている可能性もあります!
食事で気をつけたいポイント
逆流性食道炎の症状を軽減するために、日常の食事の工夫が大切です。
【避けたい食べ物・飲み物】
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揚げ物や脂っこい料理(カレー、ラーメンなど)
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刺激物(唐辛子、コーヒー、炭酸飲料、アルコール)
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甘いもの(チョコレート、菓子パン)
このあたりは言わずもがな、逆流性食道炎の方ではなくても時々食べるくらいに留めておいてほしい食べ物になります。
【胃に優しい食べ方】
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腹八分目を意識し、少量ずつ食べる
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よく噛んでゆっくり食べる
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食後すぐに横にならず、2~3時間は座るまたは立つ
逆に言えば、満腹まで早食いをして、食後すぐに横になると逆流性食道炎まっしぐらですね。
【胃にやさしい食べ物】
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おかゆ、雑炊、
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白身魚、ささみ、豆腐
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温野菜(かぼちゃ、大根、にんじん)
早期発見・予防が大切
逆流性食道炎は、食事や生活習慣の改善で症状が緩和することが多いですが、症状が続く場合は専門的な診断が必要です。
特に、喉の違和感や咳が長引く、痛みを伴う場合などは、胃カメラ検査を受けて早期に状態を確認することが大切です。
気になる症状がある方は、ぜひ一度、当院を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。