普段、健康診断などで受けている血液検査。
当院では、分子栄養学的な基準を基に細胞レベルでの栄養状態を推測し症状と照らし合わせながら病気の治療や予防を行っています。
今回は、「その血液検査他と何が違うの?」の疑問にお答えします!
保険診療での血液検査と栄養解析採血の違い
一般の採血と比べて違うところは大きく3つ
①検査項目数
②基準値
③解釈の仕方
項目は、保険診療の血液検査よりも多く、解釈や病気を見つけるための通常の基準値、解釈とは異なります。
通常の血液検査との違い ①検査項目数
栄養解析採血では、50項目以上の検査を行います。
通常の検査ではあまり測定しない甲状腺機能やフェリチン、ビタミンD濃度、ペプシノーゲン、ホモシステイン等多くの検査項目を測定することで得られる情報も多くなります。
【検査項目】 オプション:脂肪酸分画、酸化LDLコレステロール(sd-LDL) |
通常の血液検査との違い ②基準値
通常の健診などで使用する基準値と分子栄養学で使用する基準値は異なります。
健診結果は「オールA判定!!」
でも…
☑体調がすぐれない
☑不調が多い
☑症状あっても病院では異常なし
☑「自律神経の乱れ」で終わる
☑︎頻繁に頭痛がする
☑︎肩凝り・腰痛・冷え性
☑︎肌荒れ・アトピーがある
☑便秘や下痢を繰り返している
☑︎生理痛やPMSがつらい
☑︎気分にムラがある
☑イライラすしやすい
☑︎疲れやすい・常に疲れている
☑寝ても疲れが取れない・朝スッキリ起きられない
☑︎無性に甘いものが食べたくなる
そんな方の多くは、分子栄養学的な基準でで見ると「問題あり」となる場合が多いです。
通常の血液検査との違い ③解釈
分子栄養学的にみると同じ項目でも異なる解釈で読み解きます
例えば…
ASTとALT
〇保険診療では・・・肝機能の指標
●分子栄養学では・・・肝機能+ビタミンB代謝の指標
として読み、ASTとALTの差が2以上あればビタミンB群の代謝不足の可能性を考えます。
他にも、通常高尿酸血症や痛風などで見る「尿酸」は抗酸化の状態の指標として読み解いていきます。
このように、病気を見つけるための保険診療とは異なり、身体を細胞レベルで
このように
①多くの項目数を検査し
②分子栄養学的基準と照らし合わせ
③細胞レベルでの代謝的解釈
をすることでより深い、個々人に合わせた病気の治療や予防、更なる健康増進を行うことが出来ます。
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いかがでしたか?
検診などで異常はないが、頭痛・生理痛・胃腸症状・慢性疲労など
「不調に悩んでいる!」
「私の事かも!」
「自分の栄養状態について詳しく知りたい!」
という方は、お気軽にご相談ください。(^^♪
宮本内科 管理栄養士🍴